優秀な学生ほど「大企業」には行きたがらない
今の若い世代の起業家は、会う人会う人、みんな志が高くいい顔つきをしています。
彼らは将棋の藤井聡太七段やフィギュアスケートの羽生結弦選手、大リーグの大谷翔平選手と同世代。私は、藤井七段や羽生選手、大谷選手の経営者版が登場しているというイメージを持っています。
スポーツや将棋の世界は若くして才能が発見されやすい一方、起業家や経営者が世に出るにはもう少し時間がかかります。これからは、小川さんのような経営者がこの世代からどんどん注目を集めていくことになるでしょう。
彼らのような起業家が出てきた時代背景としてよく言われるのは、この世代がいわゆるデジタルネイティブであり、インターネットやSNSがあたりまえに存在する中で育ってきているということがあります。
彼らにとって、ITを活用するのはごく自然なことです。そして少し上の世代には、IT業界で起業して成功した人、成功によって得た資金をベンチャーに投資して育てようとしている人がたくさんいます。つまり今の若い世代は、起業に関心を持ち意欲を持ってアプローチすれば、そういった先輩たちと関係を築いて情報もお金も引き出すことが可能なのです。
このような大きな時代の流れの中、優秀な若者たちの意識は私たちの想像を超えるほど変化しています。
私は先日、東京大学と京都大学からトップクラスのデータサイエンティストが集まる場に行きました。そこで「最近、優秀な学生は大企業に行きたがらないって聞くけど、本当?」と尋ねました。するとみんな口をそろえて「当たり前じゃないですか!」というのです。彼らが考えているのは自分で起業するか、ベンチャー企業に入るか、GAFAに行くという選択肢で、日本の大手企業など眼中にありません。
「僕らの周りで、大手企業に行きたいなんていう人はいませんよ」
「セクハラ・パワハラとか、ろくなことがないでしょう」
「頭の固いおじさんの先例主義にふりまわされたくありません」
日本の大企業なんて行きたくないというのが、彼らの本音なのです。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/69098?page=2
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1576236105/