CPU「A64FX」のイメージ
Green 500は、米バージニア工科大学が半年に1回発表している、消費電力当たりの演算処理速度を競うランキング。富岳のプロトタイプは、ピーク性能の2.3593PFLOPS(ペタフロップス)に対し、連立一次方程式を解く計算速度で1.9995PFLOPS、消費電力1ワット当たりの性能で16.876GFLOPS/W(ギガフロップスパーワット)を達成し、世界トップの性能を実証したという。
Green 500のトップ5=Green 500のWebサイトより
富岳のプロトタイプは、富士通が開発したCPU「A64FX」を768個搭載。このCPUは、英Armの命令セットアーキテクチャ「Armv8-A」をスーパーコンピュータ向けに拡張した「SVE」(Scalable Vector Extension)を実装し、幅広いソフトウェアに対応する汎用性、超並列、省電力性──といった性能を実現しているという。
理化学研究所の松岡聡氏(計算科学研究センター長)は「GPUマシンがランキングの上位を占める中で、汎用CPUマシンがこれらを上回るのは非常に画期的なことだ」とコメントを寄せている。
富岳は2021年ごろに運用を始める予定で、京の最大100倍の実行性能を目指す。先代の「京」と同様、理研 計算科学研究センター(神戸市)への設置を進めている。
□関連リンク
ニュースリリース(富士通)
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2019/11/18-1.html
Green500 Lists | TOP500 Supercomputer Sites
https://www.top500.org/green500/lists/
2019年11月19日 12時17分 公開
ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1911/19/news079.html
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1574150015/