アメリカの配車大手ウーバーが、自動運転の試験走行中に死亡事故を起こした去年3月までに、ウーバーの試験車両が関わる別の衝突事故が37件起きていたことがわかり、アメリカの運輸当局が事故の原因を調べることにしています。
配車大手のウーバーは、去年3月、西部アリゾナ州で自動運転の試験中に全米で初の歩行者の死亡事故を起こしましたが、アメリカのNTSB=国家運輸安全委員会は5日、この事故が起きるまでの1年半の間に、ウーバーの試験車両が関わる別の衝突事故が37件起きていたと明らかにしました。
このうち、33件は試験車両にほかの車両が追突したり側面に衝突したりしたケースで、試験車両が、ほかの車両や道路脇のポールに衝突したケースも2件あり、委員会が、事故の詳しい原因を調べることにしています。
ウーバーは、去年3月の死亡事故を受けて試験の中止に追い込まれましたが、その後、試験を再開していて、今回の公表を受けて「調査を重く受け止め、今後、委員会が示す勧告をよく検討していきたい」とコメントしています。
アメリカでは、死亡事故を減らすための技術としても自動運転技術への期待が高く、公道での試験走行がさかんに行われていますが、試験中にも事故が相次いでいることを受けて一層の安全対策が問われることになりそうです。
2019年11月6日 10時32分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191106/k10012165881000.html
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1573005323/