【シリコンバレー=白石武志】米調査会社IDCは31日、2019年4~6月の世界のスマートフォンの出荷台数が前年同期比2.3%減の3億3320万台だったと発表した。買い替えサイクルの長期化などで市場は成熟しており、7四半期連続で減少した。中国・華為技術(ファーウェイ)は中国での出荷台数を伸ばし、米アップルを抑えて2四半期連続で世界シェア2位を維持した。
ファーウェイはトランプ米政権から安全保障上の脅威を理由に、5月から禁輸措置の制裁を受けている。ただ影響が本格化していないことや、世界最大のスマホ市場である中国に経営資源を集めることで、出荷台数は8.3%増の5870万台とした。世界シェアは前年同期から1.7ポイント上昇し17.6%となった。
3位のアップルの出荷台数は18.2%減の3380万台だった。世界シェアは10.1%と2.0ポイント低下した。同社は4~6月に販売店などで抱える流通在庫を例年に比べ減らしたと説明しており、出荷台数の大幅減につながったもようだ。
出荷台数首位は韓国・サムスン電子で5.5%増の7550万台だった。世界シェアは22.7%と前年同期から1.7ポイント上昇した。インド販売が好調な4位の中国・小米(シャオミ)と5位の中国・OPPO(オッポ)を含む上位5社の合計シェアは1.9ポイント上昇し、69.0%となった。IDCはスマホ市場の寡占傾向が強まっていると指摘している。
2019/8/1 4:03
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