来月公開されるサムスンのフラッグシップスマートフォン「ギャラクシーノート10」に搭載されるアプリケーションプロセッサ(AP)「エクシノス(Exynos)9825」が本格的な量産に入った。
S10のエクシノス9820と比べて性能に大きな差はないが、8ナノメートル(nm)から7ナノに工程がさらに微細化した製品だ。エクシノス9825は、サムスン電子ファウンドリー事業部が今年4月に文在寅(ムン・ジェイン)大統領が出席した中でウェハー出荷式を開いた7ナノ極端紫外線(EUV)工程を適用した製品。
業界関係者は17日、「エクシノス9825の生産には支障がない。ノート10発売スケジュールに合わせて通常の手続きでセット企業にチップを納品していると把握している」と述べた。セット企業とはサムスン電子無線事業部をいう。チップ品質管理(QC)のために工程スケジュールを調節することはあっても、日本政府の半導体素材規制のために人為的に生産量を縮小しなかったということだ。
ノート10は来月7日(現地時間)に米ニューヨーク市ブルックリンのバークレイズ・センターで初めて公開され、8月末からは国内市場から順に発売される予定だ。
エクシノス9825はノート10のうち韓国国内とインドでの販売分に限定して採択された。国内向けとは違い、米国・欧州市場で販売されるノート10にはS10と同じく米クアルコムが製作した7ナノ基盤の「Snapdragon855」、または最近発表した「Snapdragon855プラス」が搭載される。クアルコムはファウンドリー世界トップ企業の台湾TSMCにSnapdragon855の生産を委託した。
現在サムスンの7ナノEUV工程は従来の生産ラインの一部だけを転換している。全体の量産チップ物量と比較すると小規模だ。サムスン電子はEUV専用ラインを9月に完工し、来年1月ごろEUV専用ラインでチップを量産する計画という。EUVは光の波長(13ナノ)が従来のフッ化アルゴン(ArF、193ナノ)の14分の1にすぎず、さらに微細な線路を描くことができる。台湾TSMCはサムスン電子に比べEUV工程への転換が相対的に遅い。
国内販売向けノート10に搭載されるエクシノス9825の性能テストの結果も次々と公開されている。米情報・技術(IT)メディアのフォンアレナは16日(現地時間)、ノート10と推定される端末(モデル名SM-N970F)の性能実験(ベンチマークテスト)の結果、シングルコア4495点、マルチコア1万223点だったと明らかにした。性能測定に使われたサムスンの端末はエクシノス9825を搭載した製品という。S10プラス(シングルコア4357点、マルチコア1万45点)と比較して点数はやや高い。
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引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1563429652/