ネット通販最大手米アマゾン・ドット・コムは17日、15~16日に実施した有料会員向け特売イベント「プライムデー」の売り上げが過去の特売の中で最高となったと発表した。実額は明らかにしていないが、初日の売上高が昨年の同イベントや過去の年末商戦の記録を上回ったという。AIスピーカー「エコー」などを特価で販売し、世界で1億7500万個を売り上げた。
同社によると、15日の売上高はネット通販が盛り上がる11月の感謝祭明けの「サイバーマンデー」と、年末商戦の初日「ブラックフライデー」の18年実績を上回り、その合算値をも超えたという。有料の「プライム会員」の期間中の申込数も過去最多になった。
今年は物販に加え、人気歌手テイラー・スウィフトさんのコンサートを有料会員限定でライブ配信するなど、会員獲得のための目玉コンテンツを用意。傘下の高級スーパー「ホールフーズ・マーケット」で割引券を配布するなど実店舗も活用して盛り上げを図った。
プライムデーはアマゾンの創業を記念して毎年7月に実施している。5年目となる今年は期間を昨年の36時間から48時間に延長し、米国や日本など世界18カ国・地域で展開した。米国では小売り最大手のウォルマートやネット通販2位のイーベイなどが同時期に特売イベントを仕掛け、7月が新たな商戦期として定着しつつある。
イベント特典が手厚くなった半面、特売まで購入を見合わせたり、セール直後に有料登録を解除したりする「バーゲンハンター」と呼ばれる消費者も増えている。
調査会社キャプティファイはプライムデー初日に「アマゾンプライムのキャンセル方法」というネット検索ワードが前の日の18倍に急増したと公表。「アマゾンが有料会員の維持を望むなら戦略の練り直しが必要」と指摘した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47463660Y9A710C1000000/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1563383956/