[4日 ロイター] – 米アップル(AAPL.O)が今週公表した開発者向けガイドラインによると、同社はiPhoneやiPadのアプリにアップルのアカウントを使ってログインできる「サイン・イン・ウィズ・アップル」のボタンを、グーグルやフェイスブック(FB.O)のボタンより上に配置するよう求める方針だ。
ユーザーはアプリを使用する際、初期設定の選択肢や一番上に配置された選択肢を選ぶことが多い。
アップルは開発者に対し、グーグルやフェイスブックのアカウントを使ってログインする選択肢を設ける場合はアップルのボタンを提供することも求める方針だ。
アップルは3日に開いた開発者向け年次会議でアップルのアカウントを使ったログイン機能を発表し、ユーザーのプライバシー保護が強化されると強調した。
アプリ配信サービス「アップストア」の審査ガイドライン更新に関する発表で同社は、「外部のアカウントを使ったサインインが可能なアプリでは、アップルのログインボタンを選択肢として提供することが必要になる」と指摘した。ログイン機能は年内に使用可能になる見通しという。
グーグルやフェイスブックなど外部のログイン機能を提供せず、独自のログインシステムを使用しているアプリについては、アップルのログイン機能提供を求めていないもようだ。
アップルのボタンを最上位に配置する提案は指針の一つであり、アップストアの審査を通過するための正式な条件ではない。ただ多くの開発者は、審査を通過するためには指針に従うのが最善とみている。
アップルに対しては、カリフォルニア州を拠点とするソフトウエア開発2社が4日、アップストアを巡る慣行が公正な競争に反するとして、サンノゼの連邦地裁に提訴した。
またロイターは3日、米独占禁止法当局がアップルなど情報技術(IT)大手に対する調査の準備を進めていると報じた。
https://jp.reuters.com/article/apple-apps-idJPKCN1T60GO
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1559737464/