文化審議会の小委員会は25日、東京都内で会合を開き、著作権者に無断で公開された漫画や小説など「静止画」のダウンロードを違法化し、刑事罰を科すとした最終報告案を巡って意見交換した。映像や音楽と同様、2年以下の懲役か200万円以下の罰金となるという。
同日中に取りまとめる見込み。文化庁は28日召集の通常国会に罰則適用を盛り込んだ著作権法改正案を提出する方針だ。
最終報告案は、漫画などの海賊版サイトによる被害が拡大し、規制の必要性があると強調。現在は映像と音楽に限定している違法ダウンロードの対象を、静止画を含む著作物全般に拡大する方向性を打ち出した。
映像や音楽と同様、2年以下の懲役か200万円以下の罰金などが適当とした。
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