警視庁に摘発された指定暴力団組員の男が無料通信アプリ「LINE」(ライン)上で使える「LINEスタンプ」という
画像アイテムを自作し、オンライン上で販売した疑いがあることが19日、関係者への取材で分かった。
スタンプは一般の利用者向けに販売されており、警察当局は暴力団が若者らに浸透しているラインに目をつけ、
新たなシノギ(資金獲得活動)としている可能性があるとみて警戒を強めている。該当のスタンプは19日時点でも購入可能な状態だ。
関係者によると、ラインスタンプを自作、販売したとみられるのは住吉会系3次団体に所属する40代の男。
警視庁に平成30年3月ごろ、知人男性から100万円を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕されている。
スタンプは複数の種類があり、短髪の男性の画像に「アニキと一緒です」「本部です」「若いのを行かせます」と
いったメッセージが添えられているほか、携帯端末を見つめる男性の画像に「ヘッドに確認して」「本部は誰が泊まるの?」などの
文言がある。
販売額はラインのルール上の上限の600円に設定。スタンプ作成者には原則、50%が還元されるため、
スタンプを1つ売るごとに300円が収入になる計算だ。捜査関係者は「組員が関係先にスタンプ購入を強制すれば、
実質的なみかじめ料の徴収にもなり得る。今後、身分を偽装しやすいSNSを使った同様の資金集めが活発化する恐れもある」と
懸念する。
ライン社は、スタンプの作成者が暴力団などの反社会的勢力であることが判明した場合、販売しているアカウントを
停止するなどとしている。オンライン上で公開している利用規約でも、この対応方針を周知しているという。
産経新聞の取材に対し、同社は「アカウントおよびスタンプが暴力団関係者のものかということに関しては、
現状、把握していない」と回答。「社内で調査の上、適切に対応させていただく」としている。
引用元: http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1547905171/