2018年12月、Microsoftが独自に開発しているウェブブラウザのInternet Explorerで発見されたゼロデイ脆弱性を修正するために、専用の緊急パッチが公開されました。しかし、このパッチを適用すると、一部のLenovo製ノートPCでWindowsが起動しなくなるという不具合が発生しています。
Microsoftが公開したInternet Explorer向けの緊急パッチが多くのWindowsユーザーに問題を引き起こしています。具体的には、Lenovo製のノートPCを使用しているユーザーが、KB4467691パッチを適用すると、端末が起動できなくなる模様。やっかいなのがこの問題は複数バージョンのWindows、およびInternet Explorerのバージョン9から11にかけて広範囲に影響を及ぼしている点です。
KB4467691パッチが最初にリリースされたのは2018年11月で、この時点で古いバージョンのWindows 10ではいくつか問題が生じることが報告されていました。例えば、「.NETフレームワーク」や「スタートメニュー上のウェブリンク」に問題が発生していたそうです。
これを修正するために、Microsoftは2018年12月にKB4467691パッチを更新しました。しかし、リリースページには既知の問題として「一部のLenovo製ラップトップではWindowsの起動に失敗する」と報告されています。
搭載されているRAMが8GB未満の一部のLenovoラップトップでは、KB4467691をインストールした後、Windowsが起動に失敗することがあります。
Microsoftの提案する回避策は、ひとつは「影響を受けるUnified Extensible Firmware Interface搭載のコンピューターを再起動し、セキュアブートを無効にしてから再起動する」というもの。もうひとつは、「BitLockerが有効になっている場合、セキュアブートを無効にした後でBitLockerの回復を実行する必要がある」というものです。
なお、Microsoftは「Lenovoと協力して今後のリリースでアップデートを提供する予定です」としています。
2018年12月26日 10時29分
https://gigazine.net/news/20181226-microsoft-patch-laptops-unbootable/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1545788863/