PCやスマホのディスプレイから発せられる光には、「ブルーライト」と呼ばれる長時間見続けると目に悪影響を及ぼす光が含まれていますが、「ブルーライトが悪影響を及ぼす明確な研究結果はなく、もしブルーライトをカットしたくてもデバイスをナイトモードにするだけで十分。特殊なメガネは必要ない」という主張がThe Atlanticで展開されているという。
中略
多くの消費者は「ブルーライトがPCやスマートフォンの画面からのみもたらされる」と信じていますが、実際のところブルーライトはディスプレイよりも自然の太陽光に多く含まれます。「日中の屋外で降り注ぐ太陽光には、PCやスマートフォンの画面を8~10時間見続けた場合の200倍近いブルーライトが含まれています」とGordon氏は述べ、もしもブルーライトが目にとって有害なのであれば、デスクワーカーよりも屋外で働く労働者や屋外スポーツをする人の目に大きな悪影響が及んでいるはずだとしています。
また、インディアナ大学医学部教授のRaj K. Maturi氏はブルーライトにはいくつかの利点があると語っており、「屋外でブルーライトを目にすることで子どもの近視が防がれる」「睡眠をもたらすホルモンであるメラトニンの分泌を防ぎ、日中にいきなり眠くなってしまうのを防いで睡眠サイクルを正常に保つ」といったブルーライトのメリットを挙げています。
その上でMaturi氏はブルーライトカットメガネの有効な利用方法として、「夜間にPCやスマートフォンを見る時にブルーライトカットメガネを着用することでメラトニンの分泌が妨げられずに済むため、夜にちゃんと眠ることができる」というものを提案しています。しかし、昼間にブルーライトカットメガネを着用する正当な理由はなく、夜間にメラトニン分泌を妨げないという目的においても、デバイスをナイトモードに切り替えるだけで対処可能だとのこと…
続きはソース元で
https://gigazine.net/news/20181122-bogus-science-behind-blue-light/
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