“自前主義”から脱却し、社会に貢献する技術を――NEC社長が語る「強化分野」とは?
2018年11月8日、NECの新野隆CEOは、同社のイベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2018(11月8~9日まで、
東京国際フォーラムで開催)」の基調講演に登壇し、社会貢献を重視した技術運用や共創を進める方針を示した。
同氏は、「Digital Inclusion―デジタルのチカラで、ひとりひとりが輝く社会へ―」と題した講演で、NECが注力する
技術やコンセプトを紹介。実際に社会でどのような形で“価値”を発揮しているか、具体的な事例を挙げながら進めた。
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■必要なら自社技術を提供しても進める他社との「共創」の中身は?
同氏が強調したもう一つの点は、外部との「共創」の強化だ。2018年6月には、ベンチャーのインキュベーションに
特化した新会社「NEC X」をシリコンバレーに設立し、必要に応じて自社の研究所から他社に技術提供も行う姿勢を見せる。
「新事業構想の段階で、大企業が他社に技術を提供する例はユニークだと聞いている。しかし、今は製品づくりの
全てを自社の技術や人で行っていた『自前主義』から脱却し、外部から生まれてくる新たな技術やアイデアを柔軟に
生かすべき時だ」(新野氏)
従来の技術を生かした事業を全世界で進める一方で、同社は他社との柔軟な取り組みに乗り出している。
例えば、自社のAI「NECtheWISE」とチョコレート専門店がコラボした「あの頃はCHOCOLATE」といったプロジェクトも
その一つだろう。現実的な視点から社会に貢献できる技術を追求し、一方で新しい可能性にも目を向ける――
そんな姿勢を見せるNECの今後の展開に注目だ。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1811/09/news037.html
引用元: http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1541828908/