Appleは、市場シェアの拡大から、ハイエンド製品の展開へと移しつつあるという。
途上国で落ち込むシェア
アップルは中国だけでなく、スマートフォンの普及が始まったばかりの新興市場でもシェアを失いつつある。例外はタブレット端末で、iPadはいまだに他社製品の追随を許していないが、タブレットがデスクトップやノートパソコンの代替品として受け入れられるかは未知数だ。
だからこそ、アップルは基本に立ち返ることにした。つまり、半分だけ解放された(もしくは、ほぼ閉鎖的とも言える)サーヴィスのエコシステムを構成する要素として、コモディティ化された製品を高額で販売するのだ。
スマートフォンは世界的に見ても、電気と同じくらい当たり前のものとなりつつある。拡大する中間層は、いつかはタブレット端末や何らかのコンピューターを購入するだろう。
こうしたなか、アップルはウォルマートやヒュンダイではなく、ティファニーやメルセデス・ベンツと同じ地位を獲得しようとしている。つまり、アップル製品を求める消費者にとってはブランド、デザイン、機能といったものはすべて一体で、価格もある程度は高いほうがむしろ魅力的なのだ。
https://wired.jp/2018/11/07/apple-abandons-mass-market/
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