PythonがTIOBEのランキングでトップ3に入ったのは9月のことだ。Java、Cに続いて3位となったが、10月のランキングではC++に越されて4位と順位を下げた。それでも前年の10月は5位だったことを考えると、Pythonの人気は上昇している。
TIOBEはGoogle、Bing、Wikipediaなど複数の検索ソースからの情報をもとに、どの言語が最も人気かを決める。
同じくプログラミング言語の人気度を測定するPYPL PopularitY of Programming Language Indexでも、Pythonの人気の高さは実証されている。10月のランキングで、Pythonは最も人気のある言語となった。PYPL PopularitYでは、Google Trendsのデータをもとに順位を決めている。
TIOBEとPYPL PopularitYはともに、プログラマーがどの言語に時間を投資するのかの決定を支援することを目的としている。
TIOBEの上位10言語は、Java、C、C++、Pythonに続き、Visual Basic .NET、C#、PHP、JavaScript、SQL、そしてSwiftである。PYPL PopularitYの順位は、Pythonを筆頭に、Java、JavaScript、C#、PHP、C/C++、R、Objective-C、Swift、Matlabと続いている。
TIOBEによると、ここ数カ月、10位の座は入れ替わりが激しいという。RubyやPerlが候補の常連だったこともあるが、このところはSwift、GoogleのGo、統計解析で用いられるMicrosoftのRが多いという。
一方で、「Swiftは、iOS向けのモバイルアプリ開発で用いられるプログラミング言語としては、間違いなくナンバー1だ。しかし、SwiftはiOSアプリの開発だけに対応し、Android向けではないため、開発者は『一度書けばどこでもディプロイできる』フレームワークに移行しつつある」とTIOBEは述べている。
TIOBEは合わせて、この1年の平均順位をベースとしたプログラミング言語の長期的な順位も公開している。ここでの上位5言語は、Java、C、C++、Python、C#であった(TIOBEは、SQLがチューリング完全言語とみなされるとして、2018年2月からランキングの対象に含めるようになったため、2017年のデータはない)。
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1539603497/