2018年8月31日 2:35 日本経済新聞
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO34815800R30C18A8000000?s=0
【シリコンバレー=佐藤浩実】米アップルはスマートフォン「iPhone」の新製品発表会を9月12日午前10時(日本時間13日午前2時)から開くことを決めた。今回は有機ELディスプレーを採用した「X(テン)」の後継機種に加え、画面が6.5インチの大型機や、液晶を採用して価格を抑えるモデルの3機種を出す見込みだ。新製品の動向はアップルの今後の業績を大きく左右するだけに、投資家や部品メーカーも高い関心を寄せている。
30日に報道関係者に案内を送った。発表会は昨年と同様に新本社内のスティーブ・ジョブズシアターで開催する。iPhoneに加えて、パソコン「Macbook」やタブレットの「iPad Pro」、腕時計型端末「アップルウオッチ」の新製品も発表される見通しだ。
アップルは2018年7~9月期の売上高を600億~620億ドル(約6兆6千億~6兆9千億円)と予想しており、前年同期の526億ドルを少なくとも14%上回るとみている。9月12日に発表する新製品が最も売れるのは10~12月期だが、7~9月期の業績にも一部は織り込んでいるとみられる。
一方で、スマホの市場自体は飽和しつつあり、アップルも直近1年間(17年7月~18年6月)の販売台数は2億1750万台と前年比でほぼ横ばいだった。
10万円を超える「X」や同時期に出した「8」「8プラス」はアップルの最高益更新に貢献したものの、4~6月期は台数ベースのシェアで中国の華為技術(ファーウェイ)に2位を譲った。インドなど新興国市場での存在感は中国勢と比べて乏しい。
利用者の数は注力しているサービス事業の底上げにも欠かせず、新製品で買い替えや新規購入の需要をどれだけ喚起できるかがカギになる。
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1535671305/