いまどきの就活生が会社を選ぶ最大の決め手は「残業が少ないこと」だという。
学生側が有利な「売り手市場」が続くなかで、とりわけ「残業の有無」を気にする就活生が増えている。日本能率協会の「2018年度新入社員意識調査報告書」によると、会社を選ぶ決め手として「残業が少ないこと」(22.0%)が最も多かった。
また日本生産性本部の「2018年度『働くことの意識』調査結果」で、就労意識を尋ねた質問への回答を見ると、1位「仕事を通じて人間関係を広げていきたい」(94.1%)、2位「社会や人から感謝される仕事がしたい」(92.9%)に次いで、「ワークライフバランスに積極的に取り組む職場で働きたい」と答えた学生が92.6%(前年比0.8ポイント増)で3位にランクしている。
中略
大学生のブラックバイト経験率は6割に達する
これらの調査を見て「最近の若者は……」などと小言を漏らす人がいるかもしれない。しかし、ワークライフバランスを重視したり、プライベートを優先したりする傾向は、若者自身の変質というより、取り巻く社会環境の変化も影響しているだろう。
電通やNHKといった大企業での過労死が大きく報じられ、政府自らが「働き方改革」を推進している。こうした状況は以前には考えられなかった。
さらに別の要因もある。地方国立大学のキャリアセンターの職員は「学生の多くが『ブラックバイト』を経験しているからではないか」と話す…
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http://president.jp/articles/-/25686
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