[東京 20日 ロイター] – ソフトバンクグループ<9984.T>の孫正義社長は20日の株主総会で、自社の株価がアリババ・グループ<BABA.N>など保有株の時価総額を考慮すると低い水準にあるとして「買いか売りかというと、絶対に買いだ」と述べ、株主に理解を求めた。
ソフトバンクの株価は2000年のインターネット・バブル時に2万2000円(株式分割考慮後)の上場来高値をつけたが、現在は半値以下の8000円超の水準にとどまっている。
孫社長は保有株の時価総額と借入金を考慮すると、1株1万4199円の価値があるとの試算を披露。これに上場を計画している通信子会社分が上乗せされるとして、株主に対して「もう(株価で)悩む必要はない」と訴えた。
ソフトバンクグループは現在、各業界でトップのユニコーン企業(企業価値の高い未上場企業)に投資して、緩やかなグループを構成する「群戦略」を推し進めている。
孫社長は「2000年のピーク時は毎日不安だった。持っている中身(保有資産)は5兆円だったのに、株式市場は20兆円と過大評価していた」と吐露。その上で「今は2000年のピークよりも4倍近くの中身になっているが、株価はピークの半分以下だ」と述べ、「買いか売りかというと、絶対に買いだ」と今後の株価に自信を示した。
株価についての熱弁は15分に及んだ。
これに対して、社外取締役を務める柳井正氏(ファーストリテイリング<9983.T>社長)は「私はいつも孫さんがやることをハラハラして見ている。きょうは自信たっぷりだが、本当に大丈夫かというのが私の一番の心配だ。きょう(の説明)であまり安心しないように」と釘を刺した。
株主総会には2323人が出席。ゆうちょ銀行前副社長の佐護勝紀氏を取締役に選任する人事案など4議案すべてを承認した。所要時間は2時間10分。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180620-00000067-reut-bus_all
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1529483352/