けっこうよく見る「々」という字の正体
「国々」や「人々」のように、同じ漢字をくり返して書くときに使う「々」の読み方をご存じだろうか。これは、漢和辞典で画数3の欄を引いても載っていない。
実は「々」というこの字、漢字ではなく「記号」なのだ。
この字はもともと、「同」の異字体「仝」から転じて生まれたもので、カタカナの「ノ」と「マ」を組み合わせたように見えることから「同の字点」「ノマ点」などと呼ばれている。
だが、これほど世の中で広く使われているのに、「々」はあくまで記号であって単独での正式な読み方は存在しない。同様の記号には、ひらがなのくり返しを示す「ゝ」、カタカナのくり返しを示す「ヽ」、表などにも使われる「〃」などがあり、まとめて「踊り字」と呼ばれている。
これらは、パソコンのワープロソフトで「どう」「おなじ」「くりかえし」などと打って変換すると出てくるので、覚えておくと便利だろう。
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1528883076/