株式会社キングジムは、初の電子ペーパーディスプレイを採用したテキスト入力専用のモバイル端末「ポメラDM30」を6月8日に発売する。税別価格は43,000円。
同社のユーザーアンケートによると、DM200のようなスレート型キーボードと、従来のDM10のような折りたたみ式キーボードの支持率は半々。よって、今回はラインナップに加えるかたちでの投入となった。
新開発の折りたたみ式キーボードはキーピッチは横が17mm、縦が15.5mm。このキーピッチの実現には観音開き機構が大きく寄与しているという。キーストロークも従来の2mmから浅くなり、打ち心地が向上。また、観音開きにした部分を支えるフットはキーボードを開くと同時に飛び出す機構で、開いてすぐに使えることも特徴としている。さらに、耐久性も向上したという。
新たに採用される電子ペーパーはE Inkが開発したモデルで、800×600ドット表示対応の6型。E Inkは反射型ディスプレイで、紙の印刷と同じ顔料が使われているため、紙に近い見た目を実現している。
ポメラDM30ではパイプライン型のコントローラICにより、従来の電子ペーパーのように全画面の更新をすることなく、画面の一部分だけを高速に書き換えできる。ただしこの仕組みでは前に表示した内容の跡がうっすらと残るため、一定の更新のあと全画面をいったん反転させて、跡が残らないようリフレッシュする仕組みが取り込まれている。また、標準ではユーザーがF12キーを押すことで強制リフレッシュをすることも可能。
ソフトウェア面の特徴としては、DM200でも採用されたアウトライン機能を新たに搭載し、最大10階層のツリー構造表示が可能になった。見出し単位で階層・位置を変更可能で、長文作成に好適としている。
SDカードスロットやMicro USBポートを備え、PCとのデータのやり取りが可能。本体で入力したテキストをQRコード化し、専用のスマートフォンアプリ「pomera QR code reader」で読み取り可能。また、新たに東芝の無線LAN機能つきSDカード「FlashAir」に対応し、同アプリへの転送が可能となった。
日本語入力システムはジャストシステム開発の「ATOK for pomera」を搭載。DM200では「ATOK for pomera Professional」となっているが、本製品ではDM100相当になっている。ただし辞書は更新されており、変換精度が高まっているとのことだった。
本体サイズは収納時が約156×128×33㎜(幅×奥行き×高さ)、利用時のフットプリントが約286×131㎜(幅×奥行き)。本体重量は約450g(電池含まず)。バックアップ電池としてCR2032コイン電池を1個利用する。アクセサリとして専用ケース「DMC6」を税別4,000円で用意する。
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引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1526382086/