内閣府は6日、「社会意識に関する世論調査」結果を発表した。国や社会のことよりも個人を優先してしまう人が増えているという。
社会志向か個人志向かを聞いたところ、「個人生活の充実をもっと重視すべきだ」と答えた人は前年比1・7ポイント増の42・2%で、この質問を設けた1971年以降、最高となった。
「国や社会のことにもっと目を向けるべきだ」とした人は1・8ポイント減の45・5%。今後は「国民全体の利益」より「個人の利益」を大切にすべきだとの回答は過去最高の36・2%だった。
「悪い方向に向かっていると思われる分野」(複数回答)は「国の財政」(35・3%)がトップで、「防衛」(30・3%)が続いた。「防衛」は2年連続で過去最高を更新した。北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の軍拡による影響とみられる。
調査は1月から2月にかけて全国18歳以上の男女1万人を対象に行い、5742人(57・4%)が答えた。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180407-OYT1T50031.html
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