飲食店などで、タトゥー(入れ墨)を入れた従業員を見かけることが少しずつ増えてきた。日本では長らく反社会的勢力のイメージが強かったが、海外ではファッション感覚で入れる文化が根付き、訪日外国人の増加で、若者を中心に抵抗感は薄れつつあるという。各業種で深刻化している人手不足も、背景にあるようだ。(北島美穂)
「飲食業界は人手不足で」
大阪・心斎橋にあるラーメン店の店長の男性(28)の左腕には、海がモチーフのタトゥーがある。「隠さずに働けることで、自分らしくいられる気がします」と笑顔で話す。
鹿児島県・種子島で育ち、海を身近に感じたいと21歳の頃に初めてタトゥーを入れた。飲食業界で働いてきたが、仕事中は隠し、息苦しさを感じていた。約2年前に今の店のオーナーと出会い、そのまま店に立つことを許された。店にはタトゥーを入れた店員はほかに4人いる。
オーナーの男性(37)は「今は多様性の時代。飲食業界は人手不足で、できるだけ募集の間口を広げたかった」と打ち明ける…
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https://www.yomiuri.co.jp/economy/20231202-OYT1T50143/
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