■人口減少問題、海外人材にもっと任せたほうがいい
藤田晋(以下、藤田):デジタル人材の不足が、深刻な課題としてたびたび話題に上っています。対策としては、人口減の日本だけでまかなうのはもはや非現実的で、海外人材の活用、すなわち移民政策の推進が不可欠と提言し続けていますが、なかなか進みません。
三木谷浩史(以下、三木谷):移民政策に関してはいろいろな考えがあるとは思いますが、産業界は人材獲得の面でシビアな課題感をもっているので、ポジティブな意見も多いですよね。
冷静に考えれば、日本人だけでこの国の経済を回していくのは不可能なのだという根本的な理解が社会全体で共有されれば、ぐんと進むのではないでしょうか。アメリカだって、 経済成長のパワーを支えているのは移民ですからね。
中略
三木谷:今の時点ではそうですが、変わる可能性は十分にあります。
郵政民営化のときもそうでしたが、日本人はかなり保守的とはいえ、短刀を首に突きつけられて「未来のために、どっちか選べ」と迫られたときには正しい選択をする力があると思っています。
衰退を選ぶのか、発展を選ぶのか。未来のビジョンを提示して選択を迫るリーダーが出てきてほしいと願うばかりです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c85954c1274f15100f86eb9d8097e728c213d52?page=1
続きを読む