全日本空輸(ANA)が従業員に認める副業の範囲を大幅に広げる方針を固めたことが10日、分かった。勤務時間外にパートやアルバイトなどとして働く雇用契約を他社と結べるようにする。ANAは新型コロナウイルス感染拡大の影響で業績が悪化し、一般社員の年収を平均約3割削減する方針で、副業によって収入を確保しやすくする。
来年の開始を想定し、労働組合に提示した。対象はパイロットや客室乗務員を含む全従業員約1万5000人。現在は家庭教師など個人事業主の立場での副業を認めているが、制度はあまり活用されていない。範囲拡大には、副業で得た経験を自社の業務に生かしてもらう狙いもある。今後、持ち株会社ANAホールディングス傘下の各社でも検討する。
https://www.jiji.com/sp/article?k=2020101000400&g=eco
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