元Apple社員の2人が、「Apple製品のインターフェースは、見た目のシンプルさやデザインの美しさと引き替えに、マニュアルを見なくても使えるような使いやすさや分かりやすさを失ってしまった」と非難している。
アメリカの認知科学者ドナルド・ノーマン氏は、AppleのAdvanced Technology Groupのヴァイスプレジデント時代に「ユーザーエクスペリエンス(UX)」という概念を初めて明確化させた人物。また、ノーマン氏の友人であるブルース・トグナツィーニ氏はAppleの元プログラマーで、社員番号66番という古株です。そんなノーマン氏とトグナツィーニ氏が、かつてのApple製品から失われてしまったと指摘しているのが「発見可能性、フィードバック、復元性、一貫性」です。
◆1:発見可能性
発見可能性とは、「製品を使いこなすために必要なアクションやボタンなどを、いかに素早く発見できるか」という考え方です。ノーマン氏らがApple製品のUXを設計していたころは、製品の使用者がその時点で可能なアクションを全てボタン、アイコン、メニューの項目などのオブジェクトで示すことを原則としており、このことをノーマン氏らは「See and Point(見て指す)」と呼んでいました。「See and Point」は長い間、Apple社内で使われていたガイドライン上で最重要事項の1つとして記載されていましたが、iOS 4が登場した2010年の後半には姿を消してしまったとのこと…
続きはソース元で
https://gigazine.net/news/20191230-apple-ignore-design-principles/
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