においの粒子を吸着する役割を果たす「感応膜」を使用している点が特徴。感応膜は材質によって対応するにおいの種類が変わるため、noseStickは異なる膜を塗布した検知素子約10種類を1枚のセンサーチップ上に搭載し、多様なにおいの検知を可能にしている。
接続したスマホが分析基盤となり、noseStickが取得した粒子のパターンを元に、においの種類と強さを判定する仕組み。結果は専用のスマホアプリに表示する。
両社はすでに、noseStickと同じ仕組みのにおいセンサー「nose@MEMS」(ノーズアットメムス)を開発済みで、一部の企業に試験販売を始めている(正式販売は20年頭の予定)。より携行性を高めるため、nose@MEMSの検知素子(20種類)を半減させて小型化したモデルがnoseStickだ。
noseStickのスペックは非公開だが、nose@MEMS(幅65ミリ、高さ70ミリ、奥行き10ミリ、重量約42グラム)よりも小さく軽い。検知できるにおいの種類は、nose@MEMSが約180種類であるため、その半分程度とみられる。対応できるにおいの種類は少ないが、持ち運びがしやすく、検査業務やエチケット管理などに気軽に使える点ですみ分けを図る。
両社は今後、粒子のパターンと、ひも付くにおいの種類(ガス、食品、飲料品、香水、体臭など)のデータをAIに機械学習させることで、両センサーの検知の精度を高める計画だ。素子の組み合わせをカスタマイズし、検知できるにおいの種類を要望に応じて変えるサービスを始める予定もあるという。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1910/15/news078.html
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1571122197/