企業の管理者に重宝されているのが、Windowsの標準コマンドだ。ネットワークの状況を調べたり、機器の状態を確認したりできる。
同様の機能を提供する別のツールもあるが、Windowsコマンドが管理者に好まれる最大の理由は、Windowsに標準で備わっているのですぐに使えるからだ。トラブルが発生したとき、インストールする必要がないWindowsコマンドならいち早く調査を開始できる。時間との勝負になるトラブル対応では、Windowsコマンドは必須なのだ。
ただ、Windowsのバージョンによって実行環境や使えるコマンドの種類も変わる。現在多くのユーザーが使っているWindows 7は、2020年1月にサポート期間が終了するため、最新のWindows 10に移行する必要がある。Windows 10には、Windows 7/8.1にない独特の”クセ”があるので要注意だ。
この記事では、Windowsコマンドの基本的な使い方とWindowsコマンドを軽快に実行する方法を解説しよう。
日常の運用管理を支援するコマンド
まずは、Windowsコマンドの利用シーンを説明しよう。典型的な使い方は、大きく2種類ある。
1つは、ネットワークトラブルの原因究明だ。ネットワークを使っているとトラブルは付きものだ。先ほどまでは問題なく通信できていたのに、突然通信できなくなることはよくある。
そのような場合、トラブルが発生した原因をいち早く見つけるために、Windowsコマンドが活躍する。
原因となっているのが通信相手かネットワークか、ネットワークだとすればどの辺りが怪しいか、といったことを調べられる。Windowsコマンドである程度のめどを立ててから、疑わしい箇所を詳細に調査すれば効率的にトラブルに対処できる。
もう1つは、日常的な動作監視だ。Windowsコマンドを使えば、ネットワーク機器の状態を確認できるので、運用管理の効率化につながる。
例えば、重要なネットワーク機器に対して、毎日決まった時間に状態を確認するWindowsコマンドを実行する。そうすれば、障害が発生した際に見逃すことなく把握できる。また、いつもと異なる結果が表示されれば調査するきっかけとなり、障害を未然に防げる可能性がある。
以下ソース
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/nnw/18/022100048/022100001/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1552307342/