パイオニアは25日、東京都内で臨時株主総会を開き、アジア系投資ファンド「ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア」(BPEA)の出資を受け完全子会社となる経営再建策の承認を得た。早ければ3月に上場廃止となるという。
パイオニアは主力のカーナビゲーションなどOEM(相手先ブランドでの生産)事業の開発費増大で経営難に陥った。昨年12月にBPEA社が総額1020億円を投じて完全子会社化することを決定。ファンド傘下で構造改革を進め、自動運転向けの製品開発などを急ぐことになった。
パイオニアの森谷浩一社長は25日、株主総会後に記者会見し「企業運営に必要不可欠な資金を確保し、BPEAと一体で再生への第一歩を踏み出せた」と述べた。今後2年程度で生産拠点の統廃合や人員削減などの構造改革を進める。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019012500977&g=eco
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