米テスラは、IT大手オラクルの創業者で会長のラリー・エリソン氏ら2人を取締役に迎えたと発表した。
8月に公表した株式非公開化計画をめぐる米証券取引委員会(SEC)との訴訟で、テスラは2人の独立した取締役を追加しガバナンス(企業統治)を強化することなどで和解していた。
エリソン氏のほか、米ドラッグストア大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスの人事責任者を務めるキャスリーン・ウィルソン・トンプソン氏が27日付でテスラの取締役に就任した。同社の取締役会は声明の中で「現在の取締役会の経験を補うようなスキルを持つ独立取締役を追加することを目指した」とコメントした。
テスラ株の非公開化計画が証券詐欺だとして提訴したSECは、監督役を担うはずの取締役会がイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の行動を制御できなかったことを問題視し、対策を求めていた。マスク氏はSECとの和解に基づき、兼務していた会長職を豪通信大手テルストラ出身のロビン・デンホルム氏に交代する人事を11月に実施している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39565910Z21C18A2TJC000/
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