NECのイベント「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2018」に登壇した新野隆CEOは、「今は製品づくりの全てを自社の技術や人で行っていた『自前主義』から脱却し、外部からの新技術やアイデアを柔軟に生かすべき時だ」と述べた。
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同氏が強調したもう一つの点は、外部との「共創」の強化だ。2018年6月には、ベンチャーのインキュベーションに特化した新会社「NEC X」をシリコンバレーに設立し、必要に応じて自社の研究所から他社に技術提供も行う姿勢を見せる。
「新事業構想の段階で、大企業が他社に技術を提供する例はユニークだと聞いている。しかし、今は製品づくりの全てを自社の技術や人で行っていた『自前主義』から脱却し、外部から生まれてくる新たな技術やアイデアを柔軟に生かすべき時だ」(新野氏)
従来の技術を生かした事業を全世界で進める一方で、同社は他社との柔軟な取り組みに乗り出している。例えば、自社のAI「NECtheWISE」とチョコレート専門店がコラボした「あの頃はCHOCOLATE」といったプロジェクトもその一つだろう。現実的な視点から社会に貢献できる技術を追求し、一方で新しい可能性にも目を向ける――
そんな姿勢を見せるNECの今後の展開に注目だ。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1811/09/news037.html
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