韓国LG電子は29日、有機ELパネルを使った高精細の8Kテレビを世界で初めて開発したと発表した。大型テレビで現在主流の4Kに比べ4倍の解像度を持つ。韓国勢ではサムスン電子も2018年中に液晶パネルを使った8Kテレビを発売する見通し。世界市場を先導する韓国2社が、8K市場の立ち上がりで存在感を発揮しそうだ。
LG電子は独ベルリンで31日に開幕する家電見本市「IFA」で、画面サイズ88インチの有機ELパネルの8Kテレビを公開する。LG幹部は「有機ELと8Kの組み合わせで高級機市場をリードする」と話す。
同社は、自発光する約3300万個の素子が、映像ごとに最適な色彩を表現すると説明。早ければ年内に発売するとみられるが、LG側は29日「発売日は確定していない」と言及を避けた。8Kの液晶テレビでは、シャープが17年10月に世界で初めて中国市場に投入し、12月に日本でも販売を始めた。
英調査会社ユーロモニターによると、17年の薄型テレビ市場は世界シェア21%のサムスンと同16%のLGが2強。LG関係者は、今年の8Kテレビ市場は6万台規模にとどまる一方、22年には530万台規模に拡大するとみる。今後、ソニーやパナソニックなど日本勢が追随すれば、業界内で19年が「8K元年」に位置づけられるとの見方が出ている。
8Kテレビについて、韓国の電機大手幹部は「4Kと比べると画質に明確な差がある。有機ELと液晶の差は消費者には分かりにくいかもしれないが、8Kは違う」と話す。数年後には8Kテレビが大型テレビの主流に切り替わる可能性が大きい。
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引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1535533813/