「パリ、テキサス」や「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」「ミリオンダラー・ホテル」などの作品で知られる映画監督で
写真家としても活躍するヴィム・ヴェンダース氏が、「iPhoneなどのスマートフォンで撮影した写真は写真とは呼べない」と英メディアBBCに語っています。
ポラロイドを愛用するヴィム・ヴェンダース監督
映画監督として50年以上のキャリアを持ち、写真撮影にはポラロイドを愛用しているヴェンダース氏が、
「iPhoneなどスマートフォンで撮った写真は写真ではない」と考える理由は以下の3つです。
1. 撮影した後は誰も見ない。プリントもしない
スマートフォンで撮影した写真は、撮影した後は誰も見ることがなく、プリントすることもない、
それは写真ではない、というのがヴェンダース氏の考えです。
2. 簡単に加工でき、創造性を奪う
スマートフォンで撮影した写真は、アプリを使えば簡単に各種のフィルターや編集を施すことができます。
しかし、「後から加工できる」便利さが人々の創造性に悪影響を与えている、とヴェンダース氏は主張しています。
3. 現実を写し取れない
写真は、絵画よりも正確に、現実の世界を写し取るべきものであり、写真を簡単に加工できることによって写真の利点が失われている、と語っています。
「写真」に代わる言葉が必要?
セルフィー(自撮り)についても「私もセルフィーは撮るが、あれは鏡を覗き込むのと同じで、そんなものは写真とは呼べない」とヴェンダース氏は「写真」とは別物だとしています。
同氏は、スマートフォンでの写真撮影について「写真」に代わる新しい言葉を探している、とも語っています。
https://iphone-mania.jp/news-220859/
引用元: http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1533405089/