壁や間仕切りを取り払ったオフィスは生産性が低下するという研究結果が発表された。
英王立協会が発行する学術論文誌『Philosophical Transactions of the Royal Society B』に発表された研究で、物理的な障壁をなくすとコミュニケーションや集合知が生まれにくくなることが示されたという。「フォーチュン500」に名を連ねる国際企業2社で、オフィスを従来型のレイアウトからオープンプランに変更したところ、従業員同士の直接のやりとりは時間換算で70パーセント減った一方で、電子メールの量は22~56パーセント増加した。また生産性も落ち込んでいる。
多くの企業が活気に満ちた空気をつくり出すために、「壁との戦い」とでも呼ぶべきオフィスの改革を進めている。しかし、ハーヴァード大学の研究者イーサン・バーンスタインとスティーヴン・ターバンは、次のように指摘する。
「オープン型オフィスの“死”を宣言するさまざまなニュース記事でも言われているように、オフィスの壁をなくしても従業員たちは広大なスペースに散らばってしまうだけです。そしてヘッドフォンをするなど自分の殻に閉じこもり、できるだけ忙しそうなフリをします。これは見られているからです」
続きはソース元で
http://news.livedoor.com/article/detail/15032584/
続きを読む