ソフトバンクグループの孫正義社長は19日、日本でライドシェア(相乗り)サービスが禁止されていることについて「こんなばかな国がいまだにあるということが、僕には信じられない」と述べ、国の対応を痛烈に批判した。
孫社長は「(ライドシェアサービスで)需要を予測することによって、より交通の混雑が減り、より事故が減り、より需要と供給をマッチできるということがいま米国や中国、欧州などいろいろな国で起きている」と指摘。これに対して、規制緩和が進まない日本の状況については「国が未来の進化を自分で止めている」と述べ、「過去を守りたい、未来を否定する、もう考えられない状況だ」と怒りをあらわにした。
さらに他の分野でも規制が足かせとなり、日本は周回遅れになっているとして「人々にとって良いことなのに、従来の薬局を守ろうとか、従来のタクシー会社を守ろうとか、従来の何かを守ろうということで、未来を放棄している国に未来はない」と強く非難。「法律で禁止してしまって、未来が近寄れないようにしてしまっている」と現状を嘆いた。
https://jp.reuters.com/article/softank-ride-share-idJPKBN1K90AC
続きを読む