米ネット通販大手イーベイ日本法人のヘンリー・チュン代表(46)は、共同通信のインタビューに応じ、日本に本格的に再参入する方針を示した。今年買収した通販サイト「Qoo10(キューテン)」を基盤に、2022年に流通総額5000億円を達成し「将来的にヤフーの通販サイトを抜き業界3位を目指す」との目標を語った。
キューテンは外部企業が出店する「マーケットプレイス」方式の事業を展開し、国内会員数1000万人。電子商取引(EC)業界中堅で、若い女性顧客が多いのが強みだ。チュン氏は米国本社の財務支援を受け「事業拡大を目指し、(広告と技術に)投資を積極的にする」と表明した。
イーベイは韓国でECサイト大手を傘下に収めており、日韓の中小企業の相互出店や越境ECを促す。
キューテンの通販サイトでは「若い女性に人気の韓国製品を強化する」との狙いで、品ぞろえで違いを出し、出店手数料を割安にして参入企業を増やすとした。
今後、顧客の反応を見てイーベイへのブランド転換も選択肢として検討する。後発のため「ポイントサービスは独自に展開せず、外部との提携を図りたい」と述べた。
米イーベイはインターネットオークションの草分けで、1999年に日本進出。ヤフーとの競争に敗れ、2002年に撤退。最近は越境EC事業に絞り、展開していた。
チュン氏は敗因を「米国のやり方を持ち込むだけで、日本の顧客の方を向いていなかった」と分析、今回は徹底的に地域密着を目指すと話した。
2018.7.14 06:04
https://www.sankeibiz.jp/business/news/180714/bsd1807140500012-n1.htm
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1531516827/