NECは、大量のカメラ映像から、人物の出現パターン(時間、場所など)を数値化することで、うろうろしているなどの不審な行動をとる人を高精度で自動分類する技術を開発したと発表した。
この自動分類技術は、同社が2015年に発表した、特定の時間や場所に出現する人物や、特定の動作をしている人物などを抽出する技術「時空間データ横断プロファイリング」を強化したもの。
今回、不審者の見逃しを防ぐため、出現パターンの違いに注目して不審者を抽出するアルゴリズムを新たに開発した。この自動分類技術では、カメラ画像をマス目に分割し、人物の出現頻度、動き(行動範囲、活動量)、滞在時間といった情報を細かく統計処理し、画像1フレームごとに数値化。その上で、時間の経過で並べて、その変動の度合いを変化曲線で表す。
これにより、滞在時間が長く、変動の度合いが小さいと「立ち止まっている」、大きいと「うろうろしている」といった、人物の出現パターンの分類が可能になった。
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http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1806/13/news110.html
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