https://news.mynavi.jp/article/20180425-google/
Google Wifi。Google Home Miniに少し似ている
Googleは25日、11acに準拠した家庭向けルータ「Google Wifi」を発表した。混雑していない最適な帯域に
自動接続でき、ペアレンタルコントロール機能やメッシュ機能などを備える。また、シンプルで手軽な
設定アプリも提供される。
4月26日に販売開始。価格は「Google Wifi」1台で税別15,000円、3台パックで税別39,000円。
同社のハードウェア プロダクトマネージャー・ALEX KING氏は、「Google Wifi」の開発チームを3年ほど前から編成。
ルータは従来、設定が面倒で、テレビの裏や部屋の隅に置かれるため通信速度に影響が出るなど、
利用に多くの面で不満があり、「家庭向けのルータは、ユーザーの需要を満たしていないのでは?」と考え、
開発したという。海外ではすでに販売されている製品で、今回日本への投入が発表された。
外観は、スマートスピーカーを思わせる、円筒形の白い小型デバイスで、プラスチック製。表面から見える
ランプやアンテナを無くし、シンプルな形に仕上げた。電波を強力に広げる広範囲に広げる増幅器と、
2×2の長距離アンテナを、全て内部に内蔵。アンテナは等間隔に配置され、360度をカバーするという。
機能面では、最適チャネル選択機能や、メッシュWi-Fi機能、ビームフォーミング機能などを搭載。チャネル選択では、
最適なチャネル(ch)、および帯域(2.4GHz帯/5GHz帯)を自動で選択して接続する。起動時だけでなく、
常時チャネルや帯域をモニタリングし、空いているチャネルへ移動する。
また、メッシュ機能では、複数のGoogle Wifiを相互に連携させることで、広い範囲で通信をカバーする。
家の中でスマートフォンを無線LANに接続して動き回っても自動的に電波の強いアクセスポイントに接続され、
電波の弱い部分を複数のGoogle Wifiがカバーする形となる。
これら機能は、国内で販売されている高性能ルータで搭載されているものもあるが、Googleでは、設定アプリ
「Google Wifiアプリ」の使い勝手を大きな特徴として推す。本体のセットアップは「設定アプリをダウンロード」、
「ルータを電源・モデムに接続」、「あとはアプリの指示に従う」という3ステップで終わりとのこと。
この辺りは、スマートスピーカー「Google Home」のセットアップ感覚と近いのかもしれない。
アプリでは、ルータの設定以外にも、一定時間、接続しているデバイスの通信を止めたり、成人サイトへのアクセスを
ブロックしたりするペアレンタル機能「Family Wi-Fi」や、Chromecastなど安定した通信を確保したい場合に
優先端末を設定できる機能、来客時などに一時的なパスワードを設定できるゲストネットワーク設定などを搭載。
また、接続端末の一覧表示や速度チェックも可能だ。面白いところでは、ネットワーク名に絵文字を設定することもできる。
セキュリティ機能では、ソフトウェアの自動更新機能、Google アカウントと紐付いたネットワーク設定・管理機能、
セキュアブートなどを備える。セキュアブートは、Google Wifiのネットワーク内で起動するソフト・アプリは、
Googleが認証したソフトウェアのみ作動する機能だ。暗号化はWPA2-PSKに対応する。
通信規格はIEEE802.11a/b/g/n/acに準拠。プロセッサとして4コア ARM CPUを搭載し、メモリ512MB、4GBeMMCフラッシュ
を内蔵する。電源は、同梱の15Wの電源アダプタを使用。サイズは直径106.12mm、高さが68.75mm、重量が340g。
25日時点で発表されている販路は、直販の「Googleストア」のほか、量販店のヤマダ電機、TSUKUMO、
ヨドバシカメラ、エディオン、ジョーシン、ノジマ、ケーズデンキ、PC DEPOT、楽天ブックス。
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引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1524627367/