2017年第4四半期(10-12月)における世界スマートフォン市場の利益は、対前年同期比で1%減となったにも関わらず、iPhone Xは単独で利益全体の35%を占め、Appleの利益を対前年同期比で1%増とするのに貢献したことがわかりました。
Appleは全スマホ利益の87%を獲得
調査会社Counterpointによれば、同四半期におけるプレミアムスマートフォン市場の伸びは予想を下回ったにも関わらず、Appleはスマホ市場全体の利益の87%を獲得した模様です。
iPhone Xの販売期間は2017年第4四半期のうち2カ月間のみでしたが、同四半期のスマホ売上全体の21%、利益全体の35%を占めました。
Counterpointは、iPhone Xの売上・利益のシェアは、今後さらに拡大すると見ています。またiPhoneのライフサイクルの延長に伴い、スマホ売上上位10モデルのうち8モデルがiPhoneとなり、ほかのどのベンダーよりも高い利益を上げることにつながっています。
ピークに達した世界スマホ市場
Counterpointは、世界スマホ市場はすでにピークに達し、買い替えまでの期間が長くなっているため、スマホベンダーは利益を上げようと苦戦していると述べています。
Huawei、OPPO、Vivoなどの主要中国ベンダーは、独自技術を開発し、内製部品の比率を上げることで、価格の引き上げを図っています。実際、これら企業のスマホの平均販売価格は対前年同期比で上昇しています。また中国スマホベンダーの累積利益は2017年第4四半期に13億ドル(約1,391億円)を超えました。
iPhone Xの利益は600社合計の5倍以上
2017年第4四半期におけるiPhone Xの利益は、Androidベンダー600社以上の総利益の5倍以上にのぼります。
利益ではAppleとSamsungのフラッグシップモデルが群を抜いています。中国ブランドのなかではHuaweiがトップで、対前年同期比の利益の伸び率は59%となっています。
2018年4月18日 05時51分
https://iphone-mania.jp/news-209815/
引用元: http://egg.5ch.net/test/read.cgi/bizplus/1524013725/