ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は11日開いた決算説明会で、外国為替市場での対ドルの歴史的な円安水準について「日本にとって良いわけがない」と述べた。小売業では多くの人手を使って作業する「人海戦術」に頼っている点が課題だと指摘し、人材を効率的に配置し、報酬も引き上げることが重要だとの考えを示した。主なやり取りは以下の通り。
中略
――外国為替市場では34年ぶりの円安水準です。業績や日本経済に与える影響はいかがでしょうか。
「円安は我々の会社だけでなく、日本にとっても良いわけがない。これは基本的な考え方だ。世界の中の日本を考えると円安になることを喜ぶような人はおかしいのではと思うし、あってはならないと考えている」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC11A310R10C24A4000000/
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