ALPS処理で減らせる核種は、セシウム、ストロンチウムを含む62種類。
その濃度を減らし、基準値未満にする。けれども、放射性物質そのものが消えてなくなるわけではない、浄化されるわけではない。
そもそも、ごく微量しか含まれていないんですと決めつけて測定しない、測定していない放射性物質もある。
170近い放射性物質がほとんど含まれていないと決めつけて測定されていません。
とてもこれ、トリチウムだけの水とは読めない。だからトリチウム水とは呼ぶのはまずいんですね。
様々な生物や有機物であふれている海、しかも同じポイントから数十年間放射性物質流し続ければどうなるかといったら、
プランクトンだったり海藻だったりそのほかの有機物に蓄積されていくんです。
プランクトンで生体濃縮された、そしてそのプランクトンを食べる小魚の中で更にこれ濃縮されて、
その小魚を食べる魚の体内で更に濃縮されて、そういう食物連鎖がずうっと沿っていきながら濃縮が続いて、
最終捕食者って誰ですかといったら人間になるんです。
人間の体内に入っていって人体にも蓄積されていく、そういったリスクの評価が1ミリも考えられていないのが、
政府のトリチウム水と偽装しながら海に垂れ流し薄める方針なんですね。
先ほどの飲料水の基準として考えられている告示濃度限度比、このような飲料水基準を海洋汚染評価に使うこと自体について
海外の専門家集団から問題点が指摘されています。
https://www.taro-yamamoto.jp/national-diet/13715
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