財務省は23日、5月の先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)に向けて東京都内でシンポジウムを開き、国内総生産(GDP)だけを指標として経済成長を測ることの問題点について議論した。出席した神田真人財務官は、金銭的に評価されていない人々の健康や安全、無料のデジタルサービスなどがもたらす価値がGDPに反映されないことを挙げて「限界がある」と語った。
財務省は5月に新潟市で開催されるG7財務相・中央銀行総裁会議で「多様な価値を踏まえた経済政策」をテーマの一つに掲げている。デジタル化などで社会の構造が変化する中、GDP以外の指標を基にした経済政策の在り方について意見交換する予定だ。
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